一人暮らしで引越しをするとき、どんな物件にしたらいいか悩むことがありますよね。
引越しはお金や時間もかかりますし、その後の生活を快適にできるかも物件によって大きく変わります。
今回は、進学や就職、転職などで計8回の引越しをしてきた私が気をつける物件選びのポイントをご紹介します!
まずは自分が何を一番に優先したいか確認する
引越してから後悔しないための物件選びには、まずは自分が何を一番に優先するかを確認してみてください。
それを確認せず曖昧な状態で物件探しをしてしまうと、他の条件が良いからといって気持ちがブレて、自分が本当に住みたい物件とは違うものを選んでしまうかもしれません。
その結果、住み始めてから「やっぱりこれは我慢できない」「この物件にするんじゃなかった」という残念な引越しになってしまいます。
優先するポイントとして、例えば具体的に以下のようなものがあります。
- 職場や大学に徒歩で行ける
- 隣人の生活音や騒音に悩まない
- ゴキブリや虫などが出ない
- 家賃を払っても一定の貯金ができる
- インターネットの回線を自分で選べる
- オートロックやインターホンなどセキュリティが万全
- お風呂とトイレが別
- スーパーやコンビニが近くにある
- 駅まで徒歩10分
引越しはお金も時間もかかりますし、不満の無い生活を手にするためにもまずは「自分が何を一番に優先したいか」を確認しましょう。
そして、それを決めたうえで他の条件を調整しながら目的の物件へたどり着くようにしたいですね。
一人暮らしの物件選びで気をつけるポイント
ここでは実際に私が引越しのときに気にかけたポイントや後悔したことをご紹介します。
騒音や振動の少なさ
隣人の生活音や足音などが気になってしまう人は騒音や振動に強い物件を選びたいです。
私自身も、隣の部屋からの生活音や上の階からの足音が気になってしまうほうで、音の伝わりやすい物件で相当なストレスを抱えたことがあります(数ヶ月で引越してしまいました涙)。
騒音や振動の少ない物件を選ぶときのポイントは以下のようなものがありますので参考にしてみてください。
- できるだけ最上階、角部屋を選ぶ
- 道路沿いの物件を避ける
- 鉄筋コンクリート造の物件にする(軽量鉄骨や木造は避ける)
- ドアの開閉がうるさくないか(ゴロゴロ転がるタイプはうるさい場合あり)
- 隣部屋との接合面が風呂や収納、玄関などになっている物件を選ぶ(部屋自体が隣接していない物件)
- クッション性のある床材を使っているか(上の階がある場合)
職場や大学への距離が近い
職場や大学にいる時間が長い人や、自分の時間を多く確保したい人は、徒歩圏内の物件を選びたいですね。
少しでも早く自宅へ帰ることができますし、満員電車に乗る必要もなく、通勤費もかかりません。
私も東京でサラリーマンをしていたころ、片道50分で通勤していたのを徒歩15分の物件に引越したことがあります。
多少は歩きますが、往復で毎日70分以上の自由な時間が増えました。朝の徒歩通勤で頭が仕事モードになりますし、運動不足の解消にもなります。
徒歩通勤・通学のメリットとデメリットをまとめましたので参考にしてみてください。
- 自分の時間を多く確保できる
- 運動不足を解消できる
- 満員電車に乗らなくてよい
- 通勤費がかからない
- 夏場は徒歩通勤でも汗をかいてしまう
- 条件に合う物件が少ない・家賃が高くなる場合がある
必要な設備が揃っているか
必要な設備が物件にそろっていないと、引越してからさらにお金がかかることになってしまいます。また、設備の有無によってやりたいことができなかったりする場合もあります。
ここでは、物件の設備に関して注意すべき点を紹介します。
照明・エアコン
物件によっては照明やエアコンを自分で設置しなければならないことがあります。
照明なら安いもので1つ3000円程度で用意できますが、エアコンとなると安くても4万程度でさらに工事費もかかってきます。
さらに、次に引越したときに自分で用意した設備は引き取ることになるため、場合によっては不要となってしまうかもしれません。
光コンセント(インターネットの白い線)
光コンセントが無い物件は、光回線でのインターネットが使用できません。最近の物件ではほとんどあるものと思いますが、古い物件などでは無い場合があります。
光コンセントがない場合は回線の工事ができれば問題ありませんが、工事には管理会社や大家さんの許可が必要になってきます。
私が以前に引越したとき、光コンセントが無くJCOMのケーブルTV回線しか利用できない物件がありました。自分で利用したい回線があったため工事の許可を取ろうとしましたが、結局許可が降りずあきらめて引越しをしました。
光回線のインターネットを有線で使用したい人は、物件選びの段階でしっかり確認することをオススメします!
お風呂の給湯器・暖房
お風呂には給湯器がついていると便利です。お湯の温度や量を簡単に調整できます。
古めの物件だとお湯と水をの量を調整して、ちょうど良い温度にして使うタイプがあり、こちらは使い勝手が良いとは言えません。
また、お風呂に暖房がついていると寒い日にも浴槽内で凍える心配がありません。さらに、暖房がついていれば浴室乾燥もできると思いますので、雨の日の洗濯干しも可能です。
その他にも追い焚き機能のあるお風呂がありますが、一人暮らしの場合には不要かもしれませんね。
築年数が古すぎないか
築年数の浅い、新しい物件に住みたい人がほとんどと思いますが、家賃の高さで手が出せず古い物件を選択肢にいれることがあります。
このとき、築50年などあまりに古い物件だと色々と不都合がでてくるかもしれません。
ゴキブリの発生
ゴキブリは小さな隙間から家の中に侵入してきますが、古い物件ほど多く見かける傾向にあります。
私は今までに様々な物件に住んできましたが、築年数が10年以内の物件では一度も見たことがありません。
一方、築年数30~50年の物件は部屋をキレイに掃除していても、出るときは出ます。台所付近で発見することがほとんどのため、おそらく換気扇の中から侵入してくるものと思います。
古い物件をリフォームしたものでも同様です。内装はキレイでも換気扇の中からの侵入のため、ゴキブリを発見することがあります。
ゴキブリやゲジゲジなど、家の中で虫を発見することが特に苦手な人は築年数が浅い方がいいかもしれません。
水道管の劣化
古い物件の場合、どうしても水道管の中などは劣化していきます。
私は築50年のリフォーム物件に住んだことがありますが、以下のようにいくつか水のトラブルを経験したことがあります。
- お風呂の栓を抜くと、浴槽にお湯が溢れてくる
- 洗濯機を回すと、排水時に水が溢れて室内が浸水する
お風呂の掃除をさぼっていたとかではありません。かなり極端な例で、ほとんど起こることは無いと思いますが、実際に私が経験したことです。
管理会社に色々と対応してもらって、住めるようにはなりましたがそれまで大変でした笑。
引越し後に不満がでてきてしまった場合
しっかり考えて物件を選んだ場合でも、やはり引越し後に気になることが出てきてしまうことはあります。
例えば、騒音や設備の不具合などはまず管理会社に問い合わせることになります。備え付けの設備の不具合は問題なく対応してもらえると思います。
騒音問題は引越してからでないと分からないこともあるため厄介です。隣人の生活音などが気になる場合は、壁ドンなどは控え、まず管理会社へ連絡することが大事です。
まとめ
今回は引越しで物件を選ぶときに注意するポイントを、私の経験をもとにご紹介しました。
引越しは人生の中でもそこまで多く経験することは無いイベントであると思いますので、できれば失敗せず満足のいく結果にしたいですね。
- まずは自分が優先したいことを確認する
- 他の条件を調整しながら希望の物件を選ぶ
- 必要な設備や築年数はしっかり確認
- 騒音トラブルはまず管理会社へ連絡
- 職場や大学に近い物件は自分の時間が増える
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